ドル円 米株先物につれ反発するも失速 (3/17午前)

17日午前の東京市場でドル円は買い先行。

ドル円 米株先物につれ反発するも失速 (3/17午前)

ドル円 米株先物につれ反発するも失速

17日午前の東京市場でドル円は買い先行。朝方は105円台後半で取引されましたが、昨晩暴落を演じたNYダウの時間外先物が反発の動きを見せたため、大幅安で始まった日経平均も一時500円超の上げに転じ、ドル円はその動きに沿う形で一時107.19まで上昇しました。
しかしその後株価が失速するとドル円も反落し東京時間正午現在は106.35レベルでの取引です。日経平均株価は結局78円安で午前の取引を終了しています。

日米金融当局の大規模金融緩和策にもかかわらず新型コロナウイルスによる景気減速懸念は払しょくできず、昨晩NYダウは過去最大の下げとなる前日比2,997ドル安で終了、金融市場は異例の事態を消化しきれておらず不安定な状況が続いています。トランプ大統領が米国のリセッションの可能性を否定しなかったこと、コロナウイルスの影響が7、8月かそれ以降まで続く可能性があると発言したことが市況を一段と悪化させました。

テクニカルにはドル円は引き続き21日線、200日線、90日線を下回りドルの軟調地合いが続いていますが、世界的リスクオフの状況の割には底堅い印象で、これまでとの反応の違いが一層相場を複雑なものにしています。背景にどのような資金の動きがあるのか今しばらく見極めが必要です。

ドル円 米株先物につれ反発するも失速

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