ドル円一時101円台 リスク回避の流れ止まらず米10年物金利は0.5%割れ示現(3/9午前)

9日午前の東京市場でドル円は急落。

ドル円一時101円台 リスク回避の流れ止まらず米10年物金利は0.5%割れ示現(3/9午前)

ドル円一時101円台 リスク回避の流れ止まらず米10年物金利は0.5%割れ示現

9日午前の東京市場でドル円は急落。先週NYクローズの105.38から窓を開けて104.92レベルでオセアニア市場で取引が始まり、東京序盤は104円台で取引されました。しかし、前週末にロシアの反対で減産合意に失敗したOPECプラスを受け、サウジアラビアが減産から一気に増産に転じ価格戦争に入る姿勢を示したことで原油先物が週明け暴落、取引が始まった日経平均もザラ場で1,200円超下落、そして時間外で取引されている米10年物国債利回りが一時0.5%を割り込むなど各市場が暴走状態となる中で、ドル円も一時101.57まで値を下げています。

後場にはいり日経平均株価が小幅反発しており、ドル円も13:00現在で102.45レベルを回復、小康状態となっていますが、時間外の欧米の株価指数先物も軒並み5%前後の下げとなっており、この後海外市場で何が起こるかわからない状況です。とりわけこれまでの株なら株同一アイテム間での地域間での下落スパイラルが、株、為替、原油、長期金利と「商品をまたいだスパイラル」化しつつあることには注意が必要です。

テクニカルには既に短期のポイントを論じる場面ではなくなっており、ドル円の週足で見るとすでに2016年後半に99円から104円台でもみ合ったラインへと下落している様子が見て取れます。この勢いでは早晩100円割れを試す可能性が高いと思われる一方で、今朝開けた50銭近い「窓」の帰趨も気になるところです。

ドル円一時101円台 リスク回避の流れ止まらず米10年物金利は0.5%割れ示現

ドル円日足

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ドル円週足

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