米1月NY連銀製造業景況指数予想(20/1/15)

日本時間2020年1月15日22時30分発表予定です。

米1月NY連銀製造業景況指数予想(20/1/15)

米1月NY連銀製造業景況指数予想

本日NY連銀製造業景況指数が発表されます。先行指標としては重要であり、しかも2020年1月分が発表されます。

米1月NY連銀製造業景況指数予想

(今回発表予想)2019年12月16日12時現在予想


12月のNY連銀製造業景況指数は予想を若干下回る数値となりました。しかしながら、下図@を見ても低位安定であり、マイナス突入を免れているだけとなっています。

過去2回の高値(○印)からの下降期間を見ると、最初は2010年4月〜2013年1月の2年8ヶ月、2番目高値からは2014年9月〜2016年1月の1年5ヶ月です。大きな違いは前者が途中大きく回復していますが、後者はほぼ一貫して下がり、その後反発を辿ったケースです。今回は2017年10月高値から既に2年3ヶ月経過していますが、一向に反転する気配を見せていません。マイナスに下がらない分、回復にも時間がかかりそうな動きになっています。

米1月NY連銀製造業景況指数予想 2枚目の画像

@NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)黒より右は今回予想


また、下図AはISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線を比較しています。NY連銀指数がボラタイルなので移動平均にしています。月々では若干上下の振れはありますが、正の相関となっています。

直近はNY連銀指数がここ数ヶ月横這い傾向になっています。過去の横這いは○印で3回ありましたが、いずれもその後は回復しています。ただし、3回共NY連銀製造業景況指数<ISM製造業景況指数ですので、NYがISMに引っ張られる可能性もあります。これだけ見ると製造業の回復にはまだ時間かかりそうです。

米1月NY連銀製造業景況指数予想 3枚目の画像

AISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の移動平均線
(NY連銀製造業景況指数は1月予想値を加味した移動平均線)


下図はドル円の日足チャート2つです。(1)は先週雇用統計発表前に掲載したもので、(2)は今回分です。雇用統計では(1)の抵抗線GとHできっちりと止められましたが、今週に入り、両方共に上抜けています。

チャート(2)は(1)より期間を延ばしていますが、2019年4月高値からの抵抗線ラインAが110円50銭〜60銭に控えています。ここが当面の大きなポイントになっており、もし日足で上抜けて終わった場合には新たにラインBとCの短期ドル高トレンドを形成することになりそうです。今日現在でBが107円70銭、Cが110円90銭にあります。もし越えたらすぐに110円90銭の抵抗線に当たることになります。
逆にラインAが維持された場合はGとHのサポートを下抜けて終われば、今回のドル上げは一度終了になります。


昨日から始まった米CPI発表を皮切りに、今週はNY連銀製造業景況指数、明日以降の鉱工業生産指数・設備稼働率・小売売上高など重要経済指標が続きます。この数値を加えたアトランタ連銀GDPナウの数値が判定材料の1つになりそうです。

米1月NY連銀製造業景況指数予想 4枚目の画像

(2020年1月15日14:10、1ドル=109円90銭)

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