アメリカ11月貿易収支予想
(今回予想:2020年1月7日9:00現在)
本日22時半に米国10月貿易収支が発表されます。
10月までの推移と今回予想値(発表値は黄色の折れ線で、今回分は○印)
灰色の折れ線:モノの貿易収支、黄色の折れ線:財とサービスの収支(通常発表分)
青の棒グラフ:対中国、オレンジ:対日、
チャートの▼500億米ドルに引いた(黄色の)横線を見ると、2018年12月に赤字(▼608億ドル)がピークを付けてから、ほぼ一貫して赤字幅が減少しています。2019年10月赤字は昨年12月比22.4%の減少になっています。また前月(9月)比でも収支▼7.6%、輸出▼0.2%、輸入▼1.7%と縮小し、米国の内需減少が気に掛かります。通常ですと貿易赤字減少はドルにとって好ましい材料ですが、かつては赤字拡大がドル買い材料となった時代もあり、その背景はGDPの60%以上占める消費が好調で赤字となり、その消費波及効果が広がるとの解釈でした。今回の市場の受け止め方が参考になりそうです。また米中貿易交渉合意が今後の赤字拡大に繋がるのかも注目されます。
一方、こちらのチャートは中国の11月までの貿易収支推移です。6月(509億8000万ドル)を黒字のピークにして一時減少していたものの、10月までは黒字拡大基調でした。しかしながら、11月(+387.3億ドル)は再度前月比▼40.8億ドルの減少となっています。11月予想が463億ドルでしたので、大幅に黒字が減った形になっています。この数値から勘案すると、米国11月収支の減少予想にも肯けます。
尚、7日は上表の米国指標も発表されます。
ユーロドルは2019年6月高値からの抵抗線を10月に上抜いてから、ラインAとBの短期ユーロ高トレンドを形成しています。現在のAは1.1310、Bは1.1045になっています。このレンジ内で更にラインCとDのユーロ高トレンドを形成し、現在のレンジは1.1115〜1.1265になっています。従い、ラインDを切れればラインBまでの下押し、ラインCを越えればラインAまでのトライに繋がります。
週足では2018年2月高値からの抵抗線が1.1220付近まで降りてきており、もし週末終値で1.1240以上になれば、ユーロは一段高の可能性が広がります。日足のラインC(1.1265)越えでの終値がその確認ポイントになりそうです。逆にラインBを割って終わると、短期のユーロ高が終了します。
(1月7日10:30、1ユーロ=1.1196米ドル)
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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