ドル円、中東情勢にかかわる極端な悲観論の後退に108円台前半をじり高推移(1/7午前)

7日午前の東京市場でドル円は108円台前半で堅調推移。

ドル円、中東情勢にかかわる極端な悲観論の後退に108円台前半をじり高推移(1/7午前)

ドル円、中東情勢にかかわる極端な悲観論の後退に108円台前半をじり高推移

7日午前の東京市場でドル円は108円台前半で堅調推移。新規材料難で方向感に欠ける中、7時ごろに108.31の安値をつけた後は日経平均株価の上昇に伴いドル円もじり高となり、東京時間正午現在は108.45-50レベルでの取引です。
昨晩の海外市場では、警戒されたイランの米国に対する新たな攻撃等の動きがなかったこと、両国が全面戦争に突入するのではないかとの極端な見方が後退したことで、リスク選好がやや戻る動きとなりました。米債券は売り戻されて利回りが上昇、これに伴いドル円にも買戻しが入り108円台を回復。米株は終盤には前日比プラスに転じており、これを受けた日経平均午前は348円高で終了しています。

テクニカルにはドル円は、年明けからの下落で一目均衡表の雲の下限を突き抜け、10月末からの膠着レンジの下限を一時下回る動きとなりましたが、昨日来の買戻しに、雲の中に再突入、90日移動平均線(108.48)付近で取引されています。
中東情勢は予断を許さない状況がしばらくは続きそうですが、本日午前は米軍がイラクからの撤収を始める見込み(公式には一旦否定)との報道も流れており、なし崩し的な円高の進行は一旦回避された模様です。

本日午後は、ドル円が本邦休暇中に軒並み下回ってきた21日線、200日線、90日線等の主要抵抗線のうち、とりあえず90日線を超えて足がかりとすることができるかに注目です。

ドル円、中東情勢にかかわる極端な悲観論の後退に108円台前半をじり高推移

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