オーストラリアドル週報(2019年12月第4週)

豪ドル/円、短期トレンドは“豪ドル強気”。中期は“弱気”変わらず 。

オーストラリアドル週報(2019年12月第4週)

豪ドル/円、短期トレンドは“豪ドル強気”。中期は“弱気”変わらず 。

19日に発表されたオーストラリア11月の雇用統計の好数値を受けて、豪ドルは対ドル、対円で一段高となり、27日現在下値を切り上げる流れを維持しています。米中貿易協議の緊張が緩和されたことや、世界経済の先行きに対する懸念が和らいでいることも、豪ドルの一段高の要因となっています。

チャートを見ると、日足は8/26に付けた69.97を起点として下値を切り上げる流れを維持しており、短期トレンドは“豪ドル強気”の流れに変化が認められません。一方で76円超えに強い上値抵抗が控えていることや、豪ドル/円の一相場である5〜7円の達成圏内に入っていることから、76〜77円ゾーンの上値抵抗にぶつかる可能性にも警戒する必要があります。日足の上値抵抗は76.10-20、76.70-80に、下値抵抗は75.40-50、74.90-00、74.60-70にあります。短期トレンドは“豪ドル強気”の流れにありますが、74.60割れで終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなります。21日、120日、200日移動平均線は、74.90、73.77、75.04に位置しており、全てを上抜けて短期トレンドは“豪ドル強気”の流れにあります。

一方直近の週足は、小陽線で終えており単体では上昇余力の強いものではありませんが、前週の陽線が74.11に位置する31週移動平均線をしっかり上抜けており、新たな上昇トレンド入りの可能性が高くなっています。さらに直近の陽線が昨年12月に付けた83.90を起点として上値を切り下げて来た流れから若干上抜けて越週しており、新たな上昇トレンド入りの可能性が高くなっています。但し、2018年1月に付けた89.07を起点とする長期的な上値抵抗が77円台後半に控えていることから、続伸に繋げた場合でもこれにぶつかる可能性にも注意する必要があります。週足の上値抵抗は76.60-70、77.50-60に、下値抵抗は75.00-10、74.50-60にあります。31週移動平均線は74.11にあり強い下値抵抗として働いていますが、62週線は76.64にあり中期トレンドは下値リスクを残した状態です。

豪ドル/円、短期トレンドは“豪ドル強気”。中期は“弱気”変わらず 。

豪ドル/円【週足】:12/26現在31週移動平均線は74.11にあり、短期サポートとして働いているが、62週線は76.64にあり、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れに変化ない)

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