ドル円 小動きながら上値の切り下げ続く、北朝鮮情勢緊迫化も重し(12/18午前)

18日午前の東京市場でドル円109円台半ばでの小動き。

ドル円 小動きながら上値の切り下げ続く、北朝鮮情勢緊迫化も重し(12/18午前)

ドル円 小動きながら上値の切り下げ続く、北朝鮮情勢緊迫化も重し

18日午前の東京市場でドル円109円台半ばでの小動き。取引レンジは109.41-57と狭いながら、高値警戒感から安く寄り付いた午前の日経平均株価が下げ幅を拡大するにつれドル円も下値を広げ、東京時間正午現在は109.44レベルの取引です。
日経平均午前は86円安で終了。終値は23,920円と節目の24,000円を割り込んでいます。

今朝方財務省が発表した11月の本邦貿易統計では自動車や鉄鋼の輸出減少が目立ち、輸出額は12か月連続で減少しています。一方で輸入も7か月連続で減少、米国発の保護主義的傾向により本邦においても貿易活動が一段と鈍っている様子が窺われる内容となっています。
昨晩は英国のボリスジョンソン首相がEU離脱関連法案に2020年末までの移行期間に延長を盛り込まない方針と伝えられたことから、ポンドが急落。ポンド円を介してドル円にも下落圧力がかかりましたが、米国で発表された鉱工業生産等の経済指標が市場予想を上回ったことから、大きく売り込まれる流れとはならず、109円台半ばでの取引が続きました。

テクニカルにはドル円の構図は変わらず、12/13以降連日高値を切り下げる動きとなっているものの、引き続き高値圏で推移しています。12/2、12/13の高値である109.73、71ラインがレジスタンスとなっていますが、今のところ上抜ける力は感じられず、サポートが109円近辺に集中しているために短期的には下落余地の方がやや大きそうです。

年内の大きな経済イベントは終了。クリスマス休暇入りで為替市場は相場閑散期に入りますが、ここへきて北朝鮮情勢がややきな臭さを増しています。
米太平洋空軍のブラウン司令官は17日に記者会見し、北朝鮮が一方的に定めた非核化交渉期限である年末までに米側が譲歩しなければ、「クリスマスプレゼントを贈る」と主張していることに関し、長距離弾道ミサイル発射を予想していると明らかにしました。同司令官はまた、外交努力が失敗した場合には再び軍事圧力をかける可能性も示唆しています。すでに韓国を訪れていた、米国の非核化交渉担当ビーガン特別代表の交渉の試みの不調も伝えられており、北朝鮮情勢は来週にかけての相場波乱材料として注意が必要です。

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