NZ 11月貿易収支
明日の水曜日(19日)早朝にNZの11月貿易収支が発表されます。
(今回発表予想12月18日9時00分現在)
NZの貿易収支は季節要因(主な要因はキーウィ―輸出)として、例年3〜5月に黒字のピークとなり、7〜10月にかけて赤字拡大傾向となっています。とりわけ9月が毎年の最大赤字幅を計上しており、例年10月位から改善しています。2019年は8月が▼16.4億NZドルで、9月以降は赤字幅を縮小させています。従いまして、今回予想平均の▼7億NZドルへの縮小も過去と同じパターンです。但し、ここ4年間の11月は▼7.8〜▼12億NZドルですので、今回もレンジ下限までの赤字はみておいた方が良いかと思います。
尚、GDPベースでの四半期の月平均比較では2018年4Qは▼7.67億NZドル、1Qは▼0.68億NZドル、2Qは+2.88億NZドル、3Qは▼12.31億NZドルになっており、4Qの2ヶ月分では▼5.41億NZドルですので、GDPに対して前年比・前期比共にプラス要因になります。
NZの貿易収支推移(青)と3ヶ月移動平均線(オレンジ)
(○印は各年11月、縦の黒い線より右側は今回予想値、赤い線は収支ゼロ)
11月貿易収支の内訳予想は輸出51.0億NZドル(レンジ45.0〜52.0億NZドル、10月は50.3億NZドル)、輸入58.0億NZドル(レンジ53.0〜61.5億NZドル、10月は60.5億NZドル)となっています。10月と比較して、若干ながらも輸出拡大、輸入減少予想になっています。
NZドル米ドル相場は月曜日のシカゴポジション209内で目先の上値トライ失敗になり、今週は下押し先行の流れとしましたが、現在は最初のサポート0.6550米ドルまできています。この下が0.6520、0.6490米ドルになり、後者を切ると一度上抜けたトライアングルのサポート0.6450〜60米ドルまでの下押しになります。
上値は0.6600、0.6640米ドルに抵抗線があり、後者越えてから新たなNZドル高になります。尚、短期的にはNZドル高の地合いになっています。
(12月18日13:00、1NZドル=0.6558米ドル)
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