ドル円 米指標悪化で下落後、200日線付近から小幅反発(12/3午前)

3日午前の東京市場でドル円は小幅反発。

ドル円 米指標悪化で下落後、200日線付近から小幅反発(12/3午前)

ドル円 米指標悪化で下落後、200日線付近から小幅反発

3日午前の東京市場でドル円は小幅反発。海外市場での急落を受け、朝方は一時109円を割り込む局面もありましたが、東京時間正午現在は109.15レベルでの取引です。日経平均午前は201円安で午前を終了しています。
昨晩海外市場では発表されたISM製造業指数、建設支出等の経済指標が事前予想を下回り、このところ各種指標が好調だったことを背景に高値を更新してきた米株が反落。トランプ大統領がブラジル、アルゼンチンの鉄鋼、アルミニウムへの関税を復活させたこと、フランスのデジタル課税に対抗し、フランスからの輸入品に100%の関税をかける可能性があるとしたことも新たな貿易摩擦拡大懸念を呼び、市場のリスク選好が大幅に後退する形となりました。ドル円は海外時間に109円台後半から一時108.93まで下落しましたが、昨日108.92にあった200日線に支えられた形で持ち直し、一旦小康状態となっています。

テクニカルにはドル円は110円トライに失敗し、元の膠着レンジに戻ってきた形となっており、転換線(109.01)、21日移動平均線(現状108.98レベル)、200日移動平均線(108.91)、基準線(108.81)の密集するサポート帯で下げ止まっています。

昨晩は悪材料が重なってリスクオフとなりましたが、感謝祭明けに米年末商戦の好調も伝えられる中、一時的な調整の可能性も否定できず、各市場とも、もう少し指標等確認してから次の動きを決めたいというのが現状でしょうか。

一時300円超下落した日経平均も下げ幅を縮小してきており、後場のドル円は日経、アジア株の動向を横目で睨みながらの展開が予想されます。この後も米国では(訂正×本日の →〇明日の)ISM非製造業指数から週末の雇用統計まで連日のように重要統計の発表が続きます。今週はこれらの指標をひとつずつ吟味しながら方向感を探る一週間となりそうです。

ドル円 米指標悪化で下落後、200日線付近から小幅反発

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