3. ドル円一時109円台　中国知的財産権罰則強化でリスク選好強まる（11/26午前）

ドル円一時109円台　中国知的財産権罰則強化でリスク選好強まる（11/26午前）

26日午前の東京市場でドル円は強含み。

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ドル円一時109円台　中国知的財産権罰則強化でリスク選好強まる（11/26午前）

ドル円一時109円台　中国知的財産権罰則強化でリスク選好強まる

26日午前の東京市場でドル円は強含み。東京時間に一時109円台に乗せています。
昨日の海外市場では米中貿易交渉への楽観ムードが強まる中、中国が24日に示した知的財産権の罰則を強化するとの指針が、米国の要求に沿ったものだとの受け止めから、米主要株価指数が再び市場最高値を更新、ドル円も108円台後半でじり高推移となり、108.90近辺でアジア時間につないでいます。
東京時間にはさらに米中が閣僚級の電話会談で第一段合意に向けての継続協議を確認したとの報道に一時109.21の高値をつけましたが、その後は失速、東京時間正午現在は109円をわずかに割り込む水準で取引されています。
日経平均株価の午前は一時300円超上昇し、取引時間中の年初来高値をつけた後138円高で取引を終了しています。

米中貿易交渉のネタだけでいつまで取引を続けるのかという気もしますが、米国を中心とする金融政策の動きも一段落したところで、ほかに材料が見当たらず、やむを得ずといったところでしょうか。今週末からは米年末商戦も始まって多少はそちらに関心が向くものと思われますが、こちらも株価史上最高値を背景に活況が期待できそうで、よほどのことがなければドルには支援材料となりそうです。

テクニカルには週明けの上昇でドル円は11月初旬からの下降トレンドをあっさり上抜け、さらに現状では、200日移動平均もクリア、先週とは一転してドル高方向に開けた形になっています。本日は108.94レベルの200日移動平均線と終値との位置関係に注目です。

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