ドル円一時直近高値更新 リスク選好の回復と株、米長期金利の上昇で
29日午前の東京市場でドル円は最近の高値圏での取引。10時前には一時8/1以来の高値となる109.07をつけ、東京時間正午現在は109.00近辺での取引です。円安と米株高に日経平均午前は107円高で終了。ザラバでは一時23,000円台を回復する局面もありました。
昨晩は欧州時間早々にEUが英国のEU離脱の最大1/31までの延期に合意、その後ジョンソン首相の12/12総選挙の動議は議会で否決されたものの、ジョンソン首相が離脱延期を受け入れた形となったことで10月末の合意なき離脱は回避されました。
また、米中貿易交渉に関しては、昨晩トランプ大統領が記者団のインタビューに応え「中国との交渉の非常に大きな部分について予定より早く進行しており、第一段階は来月チリで開催されるAPECに合わせて署名することも可能」と述べています。
これらのニュースを受けて昨日の海外時間に各市場でリスク選好が回復、NYダウは132ドル高の27,090.72ドル、S&P500は3,039ドルと約3か月ぶりに終値ベースの史上最高値を更新しています。米長期金利も上昇し米10年物国債利回りは約1か月半ぶりに1.85%台を回復。これらの動きを受けてドル円も108円台半ばから一時109.04まで上昇し108円台後半で東京市場につなぎました。
テクニカルにはドル円は午前の上昇で本日109.06にある200日移動平均線を上抜ける動きとなっています。瞬間風速とはいえドル円のスポットが200日移動平均線を上回るのは今年5月以来のことで、午後の取引ではドル円がここを頭にして反落するのか、それともしっかりと上抜けて109円台を固め強気相場入りする動きとなるのかが注目されます。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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