ドル円 107円台前半 米政局不安と米中貿易問題、半期末ドル需要でもみ合い
25日午前の東京市場でドル円は107円台前半で小幅反発。序盤は昨晩海外市場で一時107円割れとなった流れを受けて下値を試す動きが出ましたが、107円ちょうどまでで反転。
半期末が近づいていることで仲値にかけて実需とみられるドル買いが出たことや、その後中国が米国産の豚肉購入拡大を準備している、との報道が流れたことで107.43まで上げて東京時間正午現在は107.35近辺での取引です。
昨日夜間には米消費者信頼感指数の大幅な悪化や、国連でのトランプ大統領の中国との貿易交渉で「悪い合意は受け入れない」との発言、そのトランプ大統領に対する弾劾調査開始報道と悪材料が重なり、リスク回避の動きが強まりました。ドル円は未明に一時106.96まで下げ、NYダウは142ドル安で終了しています。
テクニカルにはドル円は昨晩の下げで一時21日移動平均線を下回り、日足の一目均衡表の「雲」の中に入る形となりました。ただ、午前中の反発で現状ではいずれからも浮上しており、午後はこれらの水準(21日線107.26レベル、雲の上限107.18)やレジスタンスとなっている90日線(107.63)転換線(107.72)を意識しながら、米中貿易問題の関連報道等に神経をとがらせる展開となりそうです。
ドル円日足
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