円高阻止施策有か(2016年5月9日)

日本政府・日銀による

円高阻止施策有か(2016年5月9日)

ドル円:5月9日のファンダメンタル分析

金曜は東京勢はGWの間ということもあって動意薄。そうした中、豪中銀の発表した四半期金融政策報告がきっかけとなり3日に続いて豪ドルが下落、ドル円も連れ安の展開となりました。その後も、弱い株価も手伝って雇用統計を前にドル円はじり安となり、雇用統計も予想よりも弱い結果に一時106.44レベルまで下落。しかし、NYダウが雇用統計直後の安値から切り返し、引けにかけては買いが強まったこともあってドル円は107円台を回復しての引け。ユーロドルは、ドル円と同様の足取りをたどったものの値幅は狭く、結果としてユーロ円は安値121.48レベルまで下げた後に122円台前半へ戻して引けました。

ドル円:5月9日のテクニカル分析

ドル円は、先週前半の安値105.55レベルがテクニカルなターゲットとほぼ一致を見せたこともあって、その後はGW中で東京勢が不在となる中、自律反転的に107円台へと戻す動きとなりました。長期的なドル安円高トレンド自体には変化は無いものの、雇用統計後の動きを見ていても短期的にはどこまで戻すかという流れにあるようです。4月日銀会合直前の高値111.88レベルは既に遠くなってきていることは間違いなく、せいぜい同水準と先週安値との半値にあたる108.72という水準はひとつの目安になるでしょう。今週は先週末のNYクローズを中心として、もみあいを続けやすい週と考えています。本日は106.85レベルをサポートに、5日高値107.50レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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