ドル円軟調 再び107円に接近(6/25午前)

25日の東京市場でドル円は107円台前半で軟調推移。

ドル円軟調 再び107円に接近(6/25午前)

ドル円軟調 再び107円に接近

25日の東京市場でドル円は107円台前半で軟調推移。一時107.09の安値をつけ、21日の安値107.05に接近、東京時間11:30現在も107.10-15レベルで上値の重い展開です。

昨晩の海外市場はまちまちの米経済指標と米国のイランへの追加制裁報道で107円台前半を上下したものの、イベントを控え基本的には小動きのままでした。本日東京時間には中国商務省が米中の通商チームが交渉継続で合意した、と述べたことなどから序盤はややドル買いが優勢となる局面もありましたが、日本、香港、中国等の株価指数が次第にマイナス幅を広げるとリスク回避の円買いの動きが強まっています。日経平均の午前の終値は44円安の21,241円でした。

市場では週末のG20サミットでの米中貿易交渉に注目が集まっており、様子見気分の強い状況となっています。同時に予定されている米中首脳会談で通商交渉に進展が見られた場合にはリスクオフの動きが強まる事はほぼ間違いのないところですが、今のところ具体的な方向性が聞こえてこないだけでなく、中国が香港での逃亡犯条例をめぐる混乱への米国等の干渉に神経質になっており、楽観的な見方は難しい状況です。

テクニカルにもドル円にはサポートらしいサポートが見当たらないまま、4月下旬以来の下降トレンドを順調に下げていて、リスクは依然として下方向が強く意識されます。

ドル円軟調 再び107円に接近

ドル円日足

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