ドル円、3日続落のあと急上昇(4/12朝)

11日の海外市場でドル円は急反発。

ドル円、3日続落のあと急上昇(4/12朝)

ドル円、3日続落のあと急上昇

海外時間の為替概況

11日の海外市場でドル円は急反発。@米国の3月生産者物価指数が前月比+0.6%と市場予想の+0.3%を大幅に上回る伸びを示したこと、A米国の新規失業保険申請件数が前週に続き約50年ぶり低水準を記録したこと、B米30年債入札が低調な結果となったこと、C英国のEU離脱期限延期を受けて合意なき離脱リスクがひとまず後退したことなどが背景。@からBを受けた米長期金利の上昇と、Cを反映したリスク回避ムードの後退がドル円を一気に押し上げた格好です。米10年債利回りが2.5%を回復する中、ドル円は3日ぶり高値となる111.70まで急伸。東京時間6:00現在も111.65近辺で底堅く推移しております。

ドル円のテクニカル分析

ドル円は3日続落のあと、市場センチメントの回復を背景に「大陽線」を描きました。下値では、一目均衡表基準線(110.81)や、一目均衡表雲上限(110.77)で確りサポートされるなど、下値の堅さを印象付けました。ドル円は昨日の急伸を受けて、21日移動平均線(111.08)や一目均衡表転換線(111.31)、200日移動平均線(111.50)など主要チャートポイントを次々に突破。俄かショート勢のロスカットを巻き込んだ格好です。とはいえ、ここからの一段の上昇は容易では無いでしょう。先週末金曜日に上値を抑えられた直近高値111.81付近で戻り売り圧力が強まると見られるからです。余程強いドル買い材料が出てこない限り、反発余地は限られそうです。尚、同水準を突破できた場合には、3/15高値111.91や、3/5に付けた年初来高値112.12の突破が視野に入りますので、注意が必要です。

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ドル円日足

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