ドル円弱含み 世界経済成長鈍化懸念で(3/8朝)

7日の海外市場でドル円は軟調推移。

ドル円弱含み 世界経済成長鈍化懸念で(3/8朝)

ドル円弱含み 世界経済成長鈍化懸念で

7日の海外市場でドル円は軟調推移。昨晩は欧州中央銀行(ECB)が2019年の成長見通しを1.7%(訂正×1.9%)から1.1%に大幅引き下げ、政策金利を従来よりも長い少なくとも2019年末までは据え置くと表明、更に新たな長期リファイナンスオペによる資金供給を開始することも明らかにしました。いずれも事前に予想された内容であったとはいえ、思った以上のECBの経済先行きに対する強い警戒感にユーロは対ドルで急落。1.12を割り込んで昨年11月以降の中期レンジを下抜けました。

ECBの悲観的な見方に昨晩の金融市場ではリスク回避姿勢が強まり、米主要株価指数は4日続落、米長期金利も10年物国債が2.63%まで低下する中で、安全資産とされる円が買われました。ドル円は深夜に一時111.48の安値をつけ東京時間7:00現在は111.60近辺での取引です。

テクニカルにはドル円は111.39レベルの200日移動平均線と111.25にある90日移動平均線に支えられた形で引き続き上昇トレンドの上限付近。ユーロドルほどの大きな動きは出ていません。
市場は今晩の雇用統計待ち。非農業部門雇用者数の事前予想は+18万人の中庸な数字ですが、市場のセンチメントが悪化する中で、平均時給、失業率などの項目を含め芳しくない結果となった場合には、ドル円の下落が加速する可能性があり、要注意です。

本日この後8:50に昨年4Qの本邦GDP確報、および1月の国際収支、経常収支の発表狩ります。

ドル円弱含み 世界経済成長鈍化懸念で

ドル円日足

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