ドル円下落、更なる米指標悪化で(12/18朝)

週明けの海外市場でドル円は下落。113円を割り込み東京時間7:00現在は112.80-85レベルでの取引です。

ドル円下落、更なる米指標悪化で(12/18朝)

ドル円下落、更なる米指標悪化でリスク回避姿勢強まる

週明けの海外市場でドル円は下落。113円を割り込み東京時間7:00現在は112.80-85レベルでの取引です。発表されたニューヨーク連銀製造業指数が予想を大幅に下回り、また、NAHB住宅指数も3年ぶりの低水準となったことから市場のセンチメントが悪化、リスク回避の円買い、株売り、債券買いの動きが強まりました。米主要株価指数は軒並み2%超の下落、NYダウは507ドル安で終了。米10年もの国債利回りは2.85%を一時割り込んでいます。

トランプ大統領は本日から始まるFOMCを前に「ドルが強くインフレも無いも同然なのにFEDが追加利上げを検討していることすら信じられない」とツイート。再度FRBに利上げを回避するよう圧力をかけていますが、引き続き市場では7割超の確率で今回の追加利上げを織り込んでいます。

ドル円は下落はしたものの依然三角持ち合いの中にとどまっており、基本的には調整の範疇の動き。
一方でS&P500指数が昨年10月以来の安値をつけ、原油相場も50ドルを割り込むなどここへ来てますます景気減速懸念からの市場のリスク回避姿勢が強まる中、円買いにやや出遅れ感も感じられ、FOMCが波乱無く終了した場合でも円高リスクに備える必要がありそうです。
また、クリスマス休暇シーズンで市場参加者が減少する中、相場変動が通常より増幅される可能性もあり、FOMC結果公表前であっても112円を割り込んだ場合等の円高加速には注意が必要です。

ドル円下落、更なる米指標悪化でリスク回避姿勢強まる

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