「FOMC政策金利について:その1」(18/12/17)

公表予定:2018年12月20日木曜日:東京時間夜中4時

「FOMC政策金利について:その1」(18/12/17)

米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利について:その1

今日以降2回に分けて政策金利の行方についてみてみます。
公表予定は2018年12月20日(木曜日)、東京時間夜中4時です。

(1)FOMCとは

FOMC( Federal Open Market Committee。「連邦公開市場委員会」)とは米国の金融政策を決定する組織、会議。日本における「日銀政策決定会合」に相当するものです。

FRB理事7名と地区連銀総裁5名の計12名から構成される。
前回9月26日FOMC時点でのコミッティーメンバーは10名
FOMC委員ではない地区連銀総裁も参加できるが、議決権をもたない。
但し、ドットプロットには入っている。9月時点では16名。

(2)議決権メンバー

パウエルFRB議長・(委員長)
ウィリアムズNY連銀総裁・(副委員長)
クラリダFRB副議長
バーキン・リッチモンド連銀総裁
ボスティック・アトランタ連銀総裁
ボウマンFRB理事
ブレイナードFRB理事
デイリー・サンフランシスコ連銀総裁
メスター・クリーブランド連銀総裁
クォールズFRB理事

(3)ドットプロット

現在のFFレートは2〜2.25%で、市場は19日に0.25%の利上げを実施すると予想していますので、2018年12月末のFFレートは2.25%〜2.5%になります。

FRBの下図ドットプロットを見ると、9月26日時点でFRB16名の2019年末FFレート中間値平均は3.1%ですので、3.0〜3.25%が基準になり、来年は3回の利上げを予想しています。
更に2020年末の平均は3.28%ですから、3.25〜3.5%と1回の利上げを見込んでいます。

19日に発表される2019年や2020年の平均値がどの辺りに位置するかが注目されています。

但し、パウエルFRB議長は2018年3月時点で、
「FOMCとして、(ドットプロットの)見通し中央値について採決をしたり、意見が一致している訳ではない」と否定的見解を述べていますが、エコノミストは総じて参考意見としてのドットプロットの必要性は述べています。

今回もFRB議長はこの辺りの私見を再度確認する可能性はあります。

(4)FRB議決権者の市場の見方

(4)FRB議決権者の市場の見方

各種情報で調べた結果双方に分かれているのは△で両方に表示。中立よりややタカ派、中立よりややハト派で区分けしてください。全体的にはややタカ派の委員が多いようです。
尚、上記区分けは必ずしも絶対ではありませんのでご注意ください。

(2018年12月17日16:30、1ドル=113円41銭)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る