ドル円小幅安 米株下げ止まらず(10/25朝)

24日の海外市場では米株が大幅続落、NYダウS&P500指数などが年初来の上昇を失う形となりました。

ドル円小幅安 米株下げ止まらず(10/25朝)

ドル円小幅安 米株下げ止まらず

24日の海外市場では米株が大幅続落、NYダウS&P500指数などが年初来の上昇を失う形となりました。NYダウの下落と歩調を合わせる形でドル円もリスク回避の円買いが進みましたが、下げ幅は限定的で112円割れには至らず、東京時間7:00現在は112.15レベルでの取引です。
海外時間序盤には欧州株が堅調に推移したこともありドル円は112.74まで上昇する局面もありましたが、9月の新築住宅販売が予想外の低さであったことなどから下げに転じ、米株式市場が企業業績悪化懸念等に序盤から下げたこともあり、その後はほぼ一方向で112円台前半まで下落しています。ただ、NYダウが前日比608ドルの大幅安となり、年初来安値ではないものの昨年末の終値を下回ったことを考えればドル円の下げ幅は相対的には限られたものであったといえます。

テクニカルにはドル円は112.89の21日移動平均線と111.45近辺でねじれている一目均衡表の雲の間でのもみあいが続いています。昨晩は米長期金利も低下して10年物国債利回りは3.10%で推移していますが、予想以上に拡大しつつある米株式市場の調整に為替市場はついていけておらず模様眺めです。

昨晩の海外市場では日経平均先物も大きく下げており、本日のアジア各市場での株価の動向が注目されます。このまま世界的な株価の下げが収まらないようであれば一段の円高は不可避な情勢、その場合には10月半ばに下げ止まった111.60レベルの攻防となりそうです。

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