ドル円リスク回避の動きに一時112円割れ(10/19朝)

前日東京時間に1112円台半ばで取引されていたドル円は海外時間に反落。

ドル円リスク回避の動きに一時112円割れ(10/19朝)

ドル円リスク回避の動きに一時112円割れ

前日東京時間に1112円台半ばで取引されていたドル円は海外時間に反落。
欧州委員会はイタリアの来年度予算について「EUの財政規律からの歴史上前例の無い逸脱であり、極めて重大な財政政策義務違反である」とイタリアに警告、イタリアとEUの対立が深刻化していること、サウジアラビアで開催予定の国際会議にムニューシン米財務長官参加を取りやめたことで中東の地政学リスクの高まりが意識されたことなどから、市場はリスク回避姿勢を強めました。

欧州時間終盤まで112円台半ばで取引されていたドル円は、リスク回避を反映した米株式市場の下落にあわせる形で足場を失い、一時111.95まで下げた後、東京時間7:00現在は112.20レベルでの取引です。昨晩欧米株価指数はほぼ全面安、NYダウは前日比327ドル安で引けています。

ようやく反発の兆しが見えた米株式市場がまた大きく下げたことがドル円の頭を重くしており、底打ちかと思われたドル円は再び方向感を失っています。

本日この後8:30から本邦9月の消費者物価指数の発表が、11:00には中国第3四半期のGDP9月小売売上高、鉱工業生産等の発表が予定されています。

ドル円リスク回避の動きに一時112円割れ

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