ドル円反転上昇、年初来高値を更新(9/28朝)

27日の海外時間にドルは主要通貨に対して上昇。

ドル円反転上昇、年初来高値を更新(9/28朝)

ドル円反転上昇、年初来高値を更新

27日の海外時間にドルは主要通貨に対して上昇。ドル円は前日クリアできなかった7月高値113.17を突破、1月の高値113.39も超えて113.47の年初来高値をつけました。東京時間6:30現在も113.40近辺の高値圏での取引が続いています。

昨日東京時間夕刻には112円台半ばまで下押しされていたドル円でしたが、耐久財受注等の米指標の良化で113円台を回復、イタリア政府の来年度予算案で財政赤字目標がポピュリスト政党の主張するGDP比2.4%で合意され、ユーロが対ドルで大幅に下落したことも、ドルの上昇を支えました。

イタリアの財政赤字目標に対してはEUの財政規律に違反するとして既にEU当局者から非難の声が上がっており、ポピュリスト政党に押し切られた形の今回の予算合意は今後EUの不安定化を招きそうです。ユーロは昨日の東京時間からこのテーマでの売りが強まり、今朝方は対ドル1.16台前半まで下落しています。

ドル円は昨晩の反転上昇で様相が一変、強い米経済と金利先高感にも支えられ、上値を窺う動きとなっています。113.50を越えると次の目標は昨年12月高値の113.75、そして11月高値114.73を越えると115円が見えてきます。

本日この後8:30からは本邦8月の有効求人倍率、失業率、9月の東京都区部消費者物価指数の発表があります。また、8:50には小売売上高、鉱工業生産速報値の発表、更に9/18-19開催分の日銀政策決定会合の「主な意見」が公表されます。

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