ドル円高値圏でもみあい(9/20朝)

昨日の海外市場でドル円は112円台前半でのもみあいとなりました。

ドル円高値圏でもみあい(9/20朝)

ドル円高値圏でもみあい

昨日の海外市場でドル円は112円台前半でのもみあいとなりました。欧州時間には一時112.45をつけ上値を伸ばす局面もありましたが、その後は方向感を無くし112円台前半の狭いレンジでの取引が続き、東京時間朝7:00現在は112.25-30近辺で取引されています。

昨晩は米中貿易摩擦に関する楽観的なムードが継続、米株は再び上昇しNYダウは158ドル上げて終了しています。また、発表された経常収支、住宅着工件数等の米経済指標も良好で、FOMCを来週に控え金利先高感も強まり、米10年物国債利回りは一時3.09%に達しています。さらに首脳会談を行っていた南北朝鮮が共同声明を発表し、北朝鮮の非核化にむけ一段の進展が期待されるなど、全般的にリスク選好が強まる中でドル円は堅調に推移しました。一方でドル自体が危険避難通貨的立ち位置で、円以外の通貨に対しては売り戻しが優勢となったこと、米国とカナダの貿易交渉が難航し今月中の合意は困難との報道等が嫌気されたこともあり、ドル円の上値は限定的でした。

やや伸び悩んだとはいえドル円は112円を割ることも無く上げ基調を継続しています。上昇余地はまだあるものと思われ、本日日中は昨晩の高値を越えてドル円が112円台後半の領域に入り7月高値113.17を窺う動きとなるか注目されます。

本日午後には自民党総裁選が行われますが安倍首相の3選が見込まれており、いずれにせよ日本の政治の為替市場への影響は限定的と思われます。

ドル円高値圏でもみあい

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