ユーロドル1.16台後半で方向感無く推移
19日の東京市場でユーロドルは材料難から1.16台後半で方向感無く推移。
昨晩の海外市場では終盤にかけて米中の貿易摩擦にやや楽観的な見方が広がる中で米長期金利が上昇、10年物国債利回りは3%を越え5月以来の3.05%をつけました。
この動きを受けて序盤上げていたユーロドルは米欧金利差拡大への思惑から1.1724をピークに反落、1.16台半ば近くまで値を戻して東京時間を迎えました。
東京時間中は特段の材料も無く1.16台後半で上下動した後、夕刻欧州勢参入に伴いやや値を伸ばして再び1.17台に乗せてきています。
本日は日銀から政策発表がありましたが、金融政策や前回から導入されたフォワードガイダンスにほとんど変更は無く、続く黒田総裁記者会見も新味の無い内容に終始しました。
ユーロドルはレンジ相場が継続していますが、下値に関しては21日移動平均線の上昇に沿って切り上がりつつあり、堅調は堅調です。ただ、長らくブレイクできていない1.1750-1.18のレンジが重く、突き抜けるには何か新たな材料が必要です。
序盤の欧州株価指数先物は米市場、アジア市場での株価の上昇を受けてほぼ全面高の展開、今晩この後22:00にベルリンでECBドラギ総裁の講演が予定されています。また、米国ではMBA住宅ローン申請指数や住宅着工件数、建設許可件数等の不動産関連指標と、2Qの経常収支、原油在庫等の経済指標の発表があります。
ユーロドル日足
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