トランプ大統領為替発言
ドル円は5月高値、2015年125円台からのレジスタンスラインと連続して上抜けたことで長期的なドル安・円高トレンドからドル高・円安トレンドに転じた可能性が高いというのが昨日NY市場までの見方でした。
これには、貿易摩擦が激化しているにも関わらずドル高に動いてきていることから、色々と考えていたこともあります。これまで、米国は通商交渉におけるゲームのルールはグローバルスタンダードの自由貿易というルールの中で動いていましたが、トランプ大統領になり勝手に保護主義というローカルルールに変えたわけです。そうであれば、為替調整による不均衡是正という必要も無くなり、関税や報復といった米国ルールで行けば赤字も減るだろうと。であれば、税制改革による企業収益向上による株高、政策金利上昇によるドル高と素直な見方をするしかないかと思っていた矢先でした。
昨日、トランプ大統領は「米金利上昇は好ましくない」、「ドル高は我々に不利益を与える」と2つの問題発言を行っています。前者はホワイトハウスがFRBの独立性と慌ててフォローを入れましたが、株安など金利上昇の負の面を気にしていることは確かです。また、後者については、久しぶりに為替水準についての発言となりましたが、過去の発言からすると短期的なドル高は好ましくないと考えていることに変化は無さそうです。
となると、ゲームのルールを保護主義に変えた上で、さらに為替調整という自由貿易ルールをも持ち出すことでダブル不均衡是正を狙っていると考えることも出来るかもしれません。テクニカルには明確にドル高方向へと舵を切ったのですが、ファンダメンタル(政治)が再び大きくドル安へと舵を切り返す可能性も考えなくてはならなくなりました。週初の週報で改めて考えなくてはいけないことをまとめますが、週末前にこれまでドル高でもよかった理由、そして今後中間選挙に向けて変わるかもしれない材料、についてとりあえずメモ書きを残しておきます。
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