ドル円、トランプ次期大統領の政策への警戒感続き152円台半ばまで続落 (11/27午前)

27日午前の東京市場でドル円は続落。

ドル円、トランプ次期大統領の政策への警戒感続き152円台半ばまで続落 (11/27午前)

トランプ次期大統領の政策への警戒感続き152円台半ばまで続落

27日午前の東京市場でドル円は続落。朝方、153.07レベルで取引の始まったドル円は、トランプ大統領の関税政策への警戒感からの為替市場の混乱が続く中、上値の重い状況が続き、序盤の153.23を高値にほぼ一方向に下落。11時前に152.51の安値をつけた後、東京時間正午現在は152.69での取引です。

日経平均株価は、昨晩米市場で主要株価指数が上昇したにもかかわらず、売りが先行。輸入関税引き上げをちらつかせるトランプ次期大統領に、早くも、株式市場では米国独り勝ちの様相です。円高進行も輸出関連銘柄の下落を通じて日経平均の上値を重くしており、一時300円超下げた後、276円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、前日にトランプ次期大統領が中国からの輸入品へ10%の追加関税、カナダ・メキシコからの輸入品へは25%の関税を課すとSNS上で述べた事の混乱が続き、為替市場では名指しされた国の通貨が急落したほか、主要通貨に対してドルが強含む動きとなりました。ただ、ドル円に関しては、リスク回避の動きが広がる中で円が避難的に買われたことから、一時152.99まで下落、153.11でアジア時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨晩の下落で、当面のサポートと目されていた21日移動平均線・基準線を下抜け、ドル売り地合いが強まっています。152円近辺の200日移動平均線を下抜けると、上昇チャネル下限の150.35付近まで下値余地が拡大するため、今晩も下方向のリスクを要警戒です。 

トランプ次期大統領の政策への警戒感続き152円台半ばまで続落

ドル円日足

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