ドル円上昇一服、リスク選好にやや調整入る(6/8朝)

7日の海外市場でドル円は伸び悩む展開。

ドル円上昇一服、リスク選好にやや調整入る(6/8朝)

ドル円上昇一服、リスク選好にやや調整入る

7日の海外市場でドル円は伸び悩む展開。週末から来週にかけての各種イベントを前に先行したドル買いにポジション調整が入り、ドル円は110円を維持できず、米長期金利の低下も加わり一時109.48まで下落した後、東京時間7:00現在はやや戻して109.70近辺での取引です。

明日からカナダで開催されるG7首脳会談では貿易問題をめぐり米国の保護主義的関税に対し他の出席国からの激しい非難が予想される一方で、トランプ大統領から何らかの妥協を引き出すのは困難と考えられ、相場の雰囲気を重くしています。
また、来週12日に開催される米朝首脳会談に関しては昨晩トランプ大統領が日米首脳会談の後の記者会見で朝鮮戦争の終結に合意する可能性に言及する一方で「北朝鮮が核を放棄しなければ制裁は解除しない」「一回の会談でできるような合意ではない」などと発言、改めて今回の交渉の困難を意識させたこともドルの上値を抑えることとなりました。
昨晩は今週上昇を続けていたユーロの上昇も一服、米長期金利も10年で5bpほど下げるなど全般的に直近のリスク選好に対する調整色の強い展開となりました。

ドル円は110.20にある200日移動平均線に跳ね返された勢いで短期のサポートとして期待された21日線、5日線、基準線なども下回って推移しています。週末と各種イベントを控え本日は様子見気分の強い展開が予想されます。

尚、昨晩予想外に大幅な政策金利引き上げを行ったトルコですが、トルコリラは今朝方対ドル4.4845 対円24.44とやや値は戻したものの利上げ前に比べると高値を維持しています。ただ、今朝方エルドアン大統領はCNNのインタビューに答え6月24日の総選挙後に速やかに非常事態宣言のレベルを引き上げるだろうと述べており、先行きは不透明です。


本日この後8:50には本邦4月の国際収支、第1四半期GDP改定値の発表があります。

オーダー/ポジション状況

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