ドル円上昇110円回復を窺う動き(6/5朝)

週明けの海外市場でドル円は上昇、特段の新規材料は無かったものの、先週末の雇用統計が予想外に良好な内容であったこと、イタリア政局不安が後退したことによる

ドル円上昇110円回復を窺う動き(6/5朝)

ドル円上昇110円回復を窺う動き

週明けの海外市場でドル円は上昇、特段の新規材料は無かったものの、先週末の雇用統計が予想外に良好な内容であったこと、イタリア政局不安が後退したことによるリスク選好回復の流れが続いています。
ドル円は早朝に109.85の高値をつけ、一時110円を窺う動きとなりました。米国債利回りも上昇し2.94%を記録、NYダウは178ドル上げて24,813.69ドルで終了。また、ナスダック総合指数は終値ベースでの過去最高値である7,606.46ドルで終了しています。

ドル円は節目の110.00、200日移動平均の110.20に接近しつつありますが、昨晩は円以外の主要通貨に対してはドルは同じく危険避難通貨需要の後退から弱含みとなっており、終盤のドル円の上昇もどちらかといえば円安主体のもの。このレベルを上抜けて反発するにはもう少しドルの支援材料がほしいところです。

その意味では今週は経済指標等でインパクトのありそうなものは少なく、むしろ、7日の日米首脳会談、貿易問題で紛糾が予想される8-9日のG7首脳会談、12日に予定されている米朝首脳会談等をめぐるトランプ大統領の動きが注目されます。
本日この後8:30からは本邦家計調査の発表があります。

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