イエレン議長の発言を受けて(2016年3月30日)

29日午後の取引で 米フェデラルファンド(FF)金利先物が 上げ幅を拡大(金利は低下)

イエレン議長の発言を受けて(2016年3月30日)

イエレン議長の発言を受けて

イエレン議長が議会証言で、改めて利上げへの慎重姿勢を示した事で、4月の利上げの可能性がほぼ消滅したことをきっかけにドル売りが加速しています。
イエレン議長は、
1. 金融市場の混乱などの中期的な見通しを大きくは変えてはいないものの、
2. 今年に入ってからの経済指標は強弱混在で、
3. 世界的な動き・見通しに関するリスクが増加している
4. FOMCは引き続き緩やかな経済成長を予想しているものの、
5. 物価上昇が続くかの判断は時期尚早である
としています。

ドル円は、米早期利上げ観測の後退で、113割れへと警戒感を強めていますが、
NYダウが前日比97ドル高と堅調に推移していて、下値も限定的と判断します。

29日午後の取引で
米フェデラルファンド(FF)金利先物が
上げ幅を拡大(金利は低下)

イエレンFRB議長が講演で
世界経済が米経済に及ぼす影響を踏まえ
FRBは利上げを慎重に進めることが適切となる
との認識を示したことが背景

イエレン議長は
エコノミック・クラブ・オブ・ニューヨークで行った講演で
「見通しへのリスクを踏まえると、FOMCは
 政策調整を慎重に進めることが妥当だと考えている」
と述べました

イエレン議長のハト派発言で、ドルが売られ、米国債利回りも低下。
チャートは弱気、各移動平均線は中立で、バイアスはほとんど見られません。
上値目途は、オーバーナイトの下落の38.2%戻し当たる113.06。
下値目途は、日足・一目の基準線112,61、112.25の下降中の転換線。
一段の下値余地が出てきた格好で、レンジ高位圏からの反落、下方への修正に要警戒。
下降フラッグ型持ち合い底辺のむ111が意識されやすくなってきたと見ます。
ただし、値固め後の再浮上の期待も残り、反転の動きを要確認かと。

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