ドル円上昇一服、材料難で方向感出ず
22日の海外市場でドル円は111円近辺で方向感無く推移。
昨晩は材料難の中、序盤は中国の自動車輸入関税引き下げのニュースや唯一発表されたリッチモンド連銀製造業指数は事前予想を大きく上回ったことがドルの支援材料となりましたが、終盤にかけトランプ大統領が韓国の文大統領との会談で、米朝首脳会談がうまくいかない可能性はかなりあると述べ、さらに6月12日に行われない可能性もあるとして、中止、延期等を匂わせ相場に水をさした形となりました。
この発言を受け序盤に上げていた米株は地政学リスクを嫌気して下落、NYダウは178ドル下げて24,834.41ドルで終了しています。ドル円も頭を抑えられ東京時間7:00現在は110.90レベルでの取引です。
ドル円は昨年11月につけた直近の高値114.73から3月下旬につけた104.56の安値の61.8%戻し110.85をつけた後やや上昇のモメンタムを失っています。
月曜火曜と材料不足で煮え切らない相場の続いた市場は、明日未明の5月のFOMC議事録公表待ち。6月の利上げがほぼ確実視される中ですが、それ以降の金融政策については見方が分かれる中、最近の米指標の好調を背景としてどのような議論がされたかに注目が集まります。
本日本邦では9:30に日経製造業PMI、13:30に全産業活動指数、15:00に工作機械受注の発表があります。
オーダー/ポジション状況
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