ドル円110円を窺う動き、ユーロ1.20割れ(5/2朝)

2日の海外市場ではメーデーで欧州の一部市場が休場の薄いマーケットをついて、ドルが主要通貨に対して上昇、

ドル円110円を窺う動き、ユーロ1.20割れ(5/2朝)

ドル円110円を窺う動き、ユーロ1.20割れ

1日の海外市場ではメーデーで欧州の一部市場が休場の薄いマーケットをついて、ドルが主要通貨に対して上昇、ドル円は109.89まで上昇、ユーロは節目と見られた200日移動平均を割り込んで売りが加速して1.20割れを示現しています。
昨晩発表されたISM製造業指数は予想、前月を下回る弱い内容でしたが、為替市場の反応は限定的なものでした。日本時間明日未明のFOMC結果公表を前に市場では米経済に対する安心感が広がっており、米国債10年物利回りが2.96%まで回復したこともドルをサポートしました。

ドル円は4月中旬以降、緩やかな上昇トレンドを続けています。東京時間6:30現在も109.87レベルのドル高値圏で取引されており、2/5以来となる110円乗せを射程におさめています。
当面の焦点はFOMC声明での6月利上げのヒントの有無ですが、ゴールデンウィーク後半入りを前に、本日東京市場では積極的な動きが控えられることが予想される一方、10銭程度の値幅はポジション調整、需給等の動きで容易に到達しうることから、日中の動きに注目が集まります。

もっとも仮に東京時間で110円に乗せたとしても、200日移動平均線が110.26レベルまで低下してきており、また110円台では実需を含めて売りも厚いと予想されることから、本日そのままドル円の上昇が加速する可能性は少ないものと思われます。
むしろ明日からの日本の4連休中にFOMCの結果公表、米雇用統計などの大きなイベントが控えており、この間のアジアからの参加者減少を狙った仕掛け等の動きには注意が必要です。

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