ドル円105円割れ
NY市場で対中国の関税が発表されNYダウが急落する中でもドル円は年初来安値ギリギリのところでとどまっていましたが、NY引け後に大統領補佐官更迭と保守強硬派後任人事のニュースを受け、一気に105円の大台を割り込む展開となりました。株式市場も早朝の先物市場で一段安となり、ドル円はこれまでサポートとなっていた105円台前半がレジスタンスとなりやすい週末相場です。
今一度ここから下のターゲットを確認しておきます。週足チャートをご覧ください。
ドル円週足
いくつかのターゲットを示しましたが、2016年安値99.02と2016年12月高値の78.6%(61.8%の平方根)押しとなる103.22(赤)、2015年高値と2016年安値、その後の2016年12月高値を各点として逆N波動から計算する61.8%フィボナッチ・エクスパンションの102.08(青)、そしてトランプ大統領当選直後の安値101.20。
103円台前半までは目立ったターゲットが無いことに注意が必要です。本日から日柄的に上下に振れやすい時間帯に入ります。時に大きめの戻しが入る可能性もありますが、円高方向への下げには引き続き注意が必要な期末相場が始まったと言えます。現在はピンクの太線で示した長期レジスタンスラインとそれに平行に引いた下降チャンネルとの間の推移をしやすいと考えておくとよいでしょう。
オーダー/ポジション状況
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