ドル円、株価反発で小幅高(2/27朝)

26日の海外市場でドルは概ね強含み。今晩からのパウエルFRB新議長の議会証言を控え市場の様子見気分の強い中、

ドル円、株価反発で小幅高(2/27朝)

ドル円、株価反発で小幅高

26日の海外市場でドルは概ね強含み。今晩からのパウエルFRB新議長の議会証言を控え市場の様子見気分の強い中、先週上昇した米長期金利が、証言前の債券ポジションの調整で小緩みしたことから米株が反発、NYダウは前週末比399ドル上げて25,709.27ドルで終了しています。
為替市場も基本的には様子見ながら、株価の上昇にややドルが強含み、ドル円は107円がらみで推移しています。

昨晩ECBのドラギ総裁は欧州議会で、ユーロ圏の経済は持続的に成長しているが、為替の変動はリスク要因であり注意深く監視しなければならないと発言する一方で、私が言及しなければならないような通貨戦争は起こっていないとも述べています。

また、未明にクオールズFRB副議長は全米企業エコノミスト協会での講演で米経済がより高い成長軌道に移行する可能性があると言及、段階的な利上げが適切との見解を示しました。

今晩22:30に証言原稿が公開されることからスタートするパウエル新議長の議会証言では、同氏がFRB内で、従来からイエレン議長に近い立場にあったことから、従来の路線を踏襲し、サプライズは無いものと予想されていますが、就任と同時に株価が大幅下落した「前科」のある同氏の証言を前に市場が一時停止していることも事実であり、相応の注意は必要でしょう。
いずれにせよ本日東京時間もイベントを控え株式市場以外は方向感の乏しい状況が続きそうです。

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