ドル下落、強いCPI、米株は持ち直し(2/15朝)

昨晩の海外市場では注目された1月の米消費者物価指数(CPI)が前年比+2.1%と事前予想+1.9%を上回り、

ドル下落、強いCPI、米株は持ち直し(2/15朝)

ドル下落、強いCPI、米株は持ち直し

昨晩の海外市場では注目された1月の米消費者物価指数(CPI)が前年比+2.1%と事前予想+1.9%を上回り、コア部分も上ぶれたことから米金利が上昇、10年もの米国債利回りは一時2.92%と3%に接近しました。これを受けて米株式市場は一旦下落して取引が開始されたもののすぐに持ち直しNYダウは253ドル上げて24,893.49ドルで終了しています。
ドル円は107円ばさみで方向感無く推移。株価の上昇でリスク回避の動きが後退し、ドル、円が下落する流れとなり東京時間7:00現在は107円ちょうど近辺で取引されています。

昨晩CPIと同時に発表された小売売上高が予想外のマイナスとなったことがやや相場を複雑にしている部分はありますが、少なくともCPI上昇→金利の上昇→株価の下落再開という最悪のシナリオは回避されたことから市場にはやや安堵感が広がっています。
昨晩欧米株式市場はほぼ全面高、時間外の日経平均先物も1.3%超上昇していることから、市場では早くも株価の調整が終了したのではないかとの期待が一部で出てきています。

尚、南アフリカでは昨晩ズマ大統領がテレビ演説で辞意を表明したことから南アフリカランドはほぼ全面高の様相、対ドルでは2015年初以来の11.70割れを示現しています。

この後8:50から本邦機械受注、13:30には鉱工業生産と12月の設備稼働率が公表されます。3日続けて下げた日経平均が本日反発できるか注目されます。

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