過去7年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き21

1月に入ってもNZ株が豪州株の上げを凌駕しています。

過去7年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き21

過去7年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き21

豪州株価指数とNZ株価指数推移(2018年1月31日現在)

豪州株価指数とNZ株価指数推移(2018年1月31日現在)

1月に入ってもNZ株が豪州株の上げを凌駕しています。上図では一度下抜けたライン?の上限を狙う様に上昇しています。一方、豪州株は2015年の高値をやっと抜きましたが、依然として上昇力は弱いままです。オセアニア全般では他の先進国との比較では成長力があり、加えて緩和状態を継続しているので、株価には好影響となっています。しかしながら、最近のNZ経済指標の弱さがあっても、株価への影響度合いが少なく、豪州株への資金シフトが起きていないようです。

過去7年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き21

(注:上図は豪ドル/NZドル為替推移(青)と2国間株価指数比(オレンジ:「豪州株÷NZ株」で表したもので、上方が豪州株高、下方がNZ株高)

為替は赤い線で記した緩やかな豪ドル高トレンド内で上下を繰り返しています。緑の抵抗線を上抜けた豪ドルはトレンドライン上限に向かう流れに見えましたが、1月は抵抗線に沿って豪ドル高からの調整を続けています。
ここ2か月間は1.0820〜1.1050NZドルのレンジで横這いが続いています。先々の景況感の違いから豪ドル優位の状態は変わっていませんが、両国の金利差はNZドルが高く、かつ株高の勢いも依然としてNZ株に分があるので、まだ横這い状態が続きそうです。

相場は、もし上記のレンジ下限を下抜くと1.0810〜20NZドルにサポートあります。上値はレンジ上限まではまだかなりの値幅あります。このレンジ内で、1.0880〜90、1.0910〜20NZドルに抵抗線が控えています。引き続き豪ドルの押し目をゆっくり拾って、上値で手仕舞いする形になっています。
(2月2日14:20現在、1豪ドル=1.0860〜10NZドル)(前回は12月27日掲載)

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