タカ派のFOMC声明文でドル円上昇(2/1朝)

未明に発表されたFOMCの政策金利は予想通り不変でしたが、声明文の予想外のタカ派的表現にドル円は上昇、一時109.45をつけました。

タカ派のFOMC声明文でドル円上昇(2/1朝)

タカ派のFOMC声明文でドル円上昇(2/1朝)

未明に発表されたFOMCの政策金利は予想通り不変でしたが、声明文の予想外のタカ派的表現にドル円は上昇、一時109.45をつけました。

特に注目されたのは声明文の中の今後一年間のインフレ見通しに関し、従来「当面2%以下にとどまる見込み」としていた部分が「今年上昇が期待される」に修正されていたことです。予期せぬ強い文言修正に米長期金利は上昇、10年物の米国債利回りは2014年以来の2.75%をつけました。ドル円も一時109.45まで上げましたが続かず、東京時間朝7:00現在は109.20近辺で取引されています。
今回のFOMCの結果を受け、CME FEDWATCHでの3月FOMCでの利上げ確率は前日の70.9%から83%に上昇、次回FOMCでの利上げの地保を固める形となりました。

昨日の一般教書演説、FOMCと米経済にとって追い風のまま順調にイベントをこなした為替市場ですが、内容的にはいずれも概ね予想の範疇と言うことでドル円に110円を回復するだけの材料とはなりませんでした。市場の関心は今週最後のイベントである明日の米雇用統計に移ります。
この後8:50に本邦対外・対内証券投資の発表が予定されています。

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