ドル下落 米政府機関閉鎖懸念広がる(1/17朝)

16日の海外市場では序盤堅調に推移していたドルが反落、ドル円は一時110.25と昨日の安値110.33を下回る局面がありました。

ドル下落 米政府機関閉鎖懸念広がる(1/17朝)

ドル下落 米政府機関閉鎖懸念広がる

16日の海外市場では序盤堅調に推移していたドルが反落、ドル円は一時110.25と昨日の安値110.33を下回る局面がありました。
昨晩はさまざまな材料が交錯しましたが、ドル下落の要因のひとつは19日に暫定予算が失効し政府機関が閉鎖される恐れが出ていることです。トランプ大統領は移民問題に関連してアフリカ諸国やハイチを「便所のような国」と表現、国内外に怒りを巻き起こしており、予算法案や暫定予算について民主党の合意を得られにくい状況となっています。

一方欧州圏ではECBが来週の理事会でフォワードガイダンスの変更を行う可能性は低いとの報道が流れ、序盤ユーロは一段安一時1.22を割り込む局面もありましたがドルの下落を受けて終盤持ち直し再び1.22台後半を回復しています。

また、昨晩米株はNYダウが取引時間中に一時26,000ドルを初めて上回りましたが、原油相場の下落や利益確定売りに押され、終値では前日の水準を下回りました。

更に昨晩リスクオフの傾向に少なからぬ影響を与えたと思われるのが、中国や韓国での規制強化の報道による仮想通貨の急落で、東京時間7時半現在のビットコインは106万円近辺で取引されており、昨年12月につけた高値の半値を割り込んでいます。この24時間だけでビットコインは高値169万円から40%弱下落、イーサリアム、リップルなどのオルトコインも軒並み下落しています。
これが昨年12月に見られたような一時的な価格の調整に終わるのか、更なる下落が続くのか本日の動向が注目されます。

このように昨晩は市場の材料が拡散して、為替も方向感がつかみにくい状況となっています。
ただ、全般的にリスク回避に傾きつつあるように思えますので、今後この動きが強まればドル円の更なる下落も想定されます。いずれにせよ大きな価格変動が起こる可能性があり警戒が必要です。

この後8:50からは本邦11月の機械受注の発表があります。

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