ドル円続落 NY休場の薄い市場で
15日の海外市場でドル円は続落。昨晩はNYが祝日のため休場でしたが、薄い市場の中で主要通貨に対するドル売りが進みました。
ドル円は深夜に一時安値110.33をつけた後、東京時間6:30現在は110.55近辺で取引されています。
先週後半からドル売りが続く中で、昨晩新たに出た材料としては、ECBのハンソンエストニア中銀総裁が9月を最後にECBが資産買い入れを一気に終わらせることに問題ないと発言。同氏が政策委員会のメンバーであることから最近のテーマであるECBの金融緩和縮小を裏打ちする内容としてユーロ買いに拍車をかけました。
また、ドイツ連銀のドンブレト理事が同行が外貨準備に人民元を加えることに決めたと発言したこともドル売り材料となりました。
これらのニュースを受けてユーロドルは一時1.2296と1.23に迫る勢いとなり対ユーロでのドル売りにドル円もつられた形です。
昨晩は一旦1.23を前に反落したユーロですが依然として下値での買い意欲は強く、引き続き為替市場の中心のテーマとなるものと思われ、来週のECB理事会前までにどの水準まで上昇するのかが注目されます。
本日この後8:50から本邦生産者物価指数の発表があります。
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