ドル円 米株価上げ幅縮小に反落(17/12/5朝)

昨晩の海外市場でドル円は一時113円台にのせたものの、高値よりした米株価が上げ幅を縮小するにつれドル円も下落、

ドル円 米株価上げ幅縮小に反落(17/12/5朝)

ドル円 米株価上げ幅縮小に反落

昨晩の海外市場でドル円は一時113円台にのせたものの、高値寄りした米株価が上げ幅を縮小するにつれドル円も下落、東京時間7:00現在は112円台半ばでの取引となっています。

昨晩は米税制改革法案年内成立への楽観と、ロシアゲートからの悲観の綱引きとなり、ニューヨーク序盤は税制改革への期待感が勝ったアジア、欧州の流れを受けて高値113.09をつける場面もありましたが、可決された上院の税制案に税控除を抑制する代替ミニマム税を法人に対しては維持する内容が含まれていたことから、法人では減税効果が大幅に抑制されるとの見方が強まり、米株は下落。ドル円も株価の下落につれて値を下げました。
結局NYダウは前週末比58ドル上昇して終了しましたが、序盤の高値からは200ドル以上下げています。

昨晩はまたロシアゲートに関連して下院が2議員に対して質問を行うとCNNが報じたこともドルの頭を重くしました。
ドル円は引き続き一目均衡表の雲の中で、上下に転換線、基準線、各移動平均線も接近して明確な方向感は出ていません。今週は週が進むにつれ週末の雇用統計や来週のFOMCを意識せざるをえなくなっていく中で、引き続き米国の好悪材料を天秤にかけての方向感探りが続きそうです。

本日は昼12:30にオーストラリア準備銀行の政策金利の発表がありますが、1.5%からの変更は予想されていません。

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