ドル円一時112円台、GDP改定値大幅改善(11/30朝)

昨晩の海外市場でドルは強含み、ドル円も堅調に推移し一時112.15と約一週間ぶりに112円台を回復する場面もありましたが、その後は反落

ドル円一時112円台、GDP改定値大幅改善(11/30朝)

ドル円一時112円台、GDP改定値大幅改善

昨晩の海外市場でドルは強含み、ドル円も堅調に推移し一時112.15と約一週間ぶりに112円台を回復する場面もありましたが、その後は反落し、東京時間朝七時は111.90近辺での取引となっています。昨晩は発表された米GDP改定値が事前予想や、速報値の+3.0%を上回る年率3.3%となったことからニューヨーク序盤はドル買いが強まりましたが、イエレン議長の議会証言前後にやや値を下げて、その後は111円台後半での取引となりました。

注目されたイエレン議長の議会証言では景気の拡大を確認、緩やかな金利の引き上げを適切と考える従来の考え方を繰り返しましたが、昨年までと違い今年の低失業率を踏まえると現在の低インフレは「不可解」であると表現しました。

また、未明に発表された米地区連銀経済報告では経済は緩やかなペースで拡大、労働市場は引き締まったものの賃金の伸びは大半の地区で緩慢無いし緩やかだったと報告されました。また、物価圧力に関しては前回報告から強まったと報告されています。

昨晩はGDPの改善を受けて長期金利が上昇、10年もの米国債利回りは2.38%レベルを回復しています。一方でNYダウも4日連続で上昇するなど、全般的に米経済の先行きに関して楽観ムードが強まる流れとなっています。

ドル円は引き続き一目均衡表の雲の中での推移ですが、昨晩の上昇で200日移動平均線(本日111.69レベル)、転換線(同111.78)を乗り越えた形となりました。チャート上の上値は基準線、21日移動平均線、一目均衡表の雲の上限が集中する112.70-90レベルまでぽっかりあいており、今週ここまでよりは、ややドルが買いやすくなっていると言えます。
市場の注目は今週中にも米上院本会議で採決されると伝えられる米税制改革法案の進展に集まりそうです。

本日この後8:50からは本邦鉱工業生産と対外証券投資の数値が発表されます。

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