ドル円下落、一時110円台(11/28朝)

昨晩の海外市場でドル円は材料難の中低迷、住宅関連指標が改善し一時上昇したものの北朝鮮のミサイル発射の信号感知の報道で下落、

ドル円下落、一時110円台(11/28朝)

ドル円下落、一時110円台

昨晩の海外市場でドル円は材料難の中低迷、住宅関連指標が改善し一時上昇したものの北朝鮮のミサイル発射の信号感知の報道で下落、一時110.84をつけましたが、米税制改革法案進展への期待からやや戻し、東京時間6:30現在は111円台を回復しての取引となっています。また、一時1.19台後半まで上昇したユーロも上げ幅を縮小して東京時間早朝は1.19割れの水準での取引です。

昨晩発表となった米新築住宅販売件数は事前予想62.8万件に対し68.5万件と良好で、軟調な株価等に111円を割り込んでいたドル円は一時反発しましたが、その後は政府が北朝鮮のミサイル発射の信号を感知したとの報道で再度下落、安値110.84をつけました。
しかし、トランプ大統領が米税制改革法案の議論に関し、「非常にうまくいっている」とツイートしたことなどから若干の買戻しも入り東京時間7:00現在は111.10レベルでの取引です。

ドル円は引き続き一目均衡表の雲の中、反発の糸口をつかみきれずに下値探りを続けています。上値は200日移動平均線111.70、75日移動平均111.78、転換線112.08などが重く、下値は9月安値からの上昇分の半値戻し111.03が昨晩一時ブレークされ、次の節目は一目均衡表の雲の下限が本日110.71レベル。
尚、先ほどパウエル次期FRB議長の議会公聴会用の証言テキストが公開され「金利が幾分更に上昇し、バランスシートが徐々に縮小すると予想している」と述べていることが明らかになりましたが、市場の反応は限定的でした。

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