ドル下落、ドル円は111円台前半(11/23朝)

昨晩の海外市場でドルは下落。

ドル下落、ドル円は111円台前半(11/23朝)

ドル下落、ドル円は111円台前半

昨晩の海外市場でドルは下落。
発表された耐久財受注、ミシガン大消費者マインド指数等の米指標が予想を下回り、ドルはニューヨーク序盤より下げ始め、更に未明に前回10/31-11/1開催のFOMC議事録が発表されると下げ幅を拡大、ドル円は約2ヶ月ぶりの安値となる111.22をつけ、東京時間7:30現在も111.25近辺の安値圏で取引されています。

注目されたFOMC議事録は、全体のトーンは変わらず、潜在経済成長率を上回る経済成長に近く利上げが可能とする一方で、物価上昇率2%以下の期間が予想より長いと多数の参加者が指摘、低い物価上昇率の持続性を懸念している様子が明らかになりました。また、低インフレが続いたことからインフレ期待自体の低下を懸念する声も上がるなど、ややハト派トーンが目につく内容。一方で長期間にわたる低金利政策による急激なインフレ上昇のリスクを懸念する声も上がるなど、中長期的な金融政策の方向性については意見の食い違いが見られ、来年以降の金融政策の明確な手がかりを示唆する内容ではありませんでした。

ドル円はドルの悪材料が重なり、一目均衡表の雲の上限や当面の下値目処と見られた200日移動平均(本日111.73レベル)も下回り一目均衡表の雲の中に突入しています。本日は本邦祝日の上米国も休場という薄い市場で、ドル安値を更新している状況となっており、チョッピーな値動きに警戒が必要。
多くのサポートを下抜けた後だけに上値は重く、当面のサポートは110.38の一目均衡表の雲下限と大きく広がっています。

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