ドル円 輸入物価上ぶれで一時上昇後反落(10/18朝)

昨晩の海外市場でドル円は一時112円台半ばまで上昇しましたがその後反落、引き続き方向感を欠く展開となりました。

ドル円 輸入物価上ぶれで一時上昇後反落(10/18朝)

ドル円 輸入物価上ぶれで一時上昇後反落

昨晩の海外市場でドル円は一時112円台半ばまで上昇しましたがその後反落、引き続き方向感を欠く展開となりました。
NY時間朝方発表された9月の輸入物価指数は前月比+0.7%と市場予想+0.5%を上回ったことからドル円は一時112.48まで上昇しました。しかし、その後は米長期金利の低下やNAFTA交渉がまとまらず交渉期限が2017年末から延長されるとの報道にドル売りが優勢となり、東京時間6:30現在は112.20レベルと、昨日の東京時間とほぼ同水準での取引となっています。
米国は17日「外国為替報告書」を公表し、日本を含む5カ国を引き続き「監視対象」としました。同報告書では対日貿易赤字を二番目に大きいと問題視、貿易不均衡の是正を求めました。尚、今回「為替操作国」と認定された国はありませんでした。

ドル円は方向感を欠く展開が続いています。市場には米利上げへの思惑、好調な日米株価、払拭できない地政学リスク等材料は少なくない中で、いまひとつ焦点を絞りきれない状況です。テクニカル的にも上を抑える転換線(本日112.54近辺)、下を支える200日移動平均線(同117.75)をはじめ上下に抵抗線、支持線が入り乱れ、強い方向性は読み取れません。
そのため、本日の東京時間もドル円は次の材料を探しながら、直近のレンジ111.50-112.50での取引が続きそうです。

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