ドル円 材料難で方向感出ず(10/4朝)

3日の海外市場でドル円は113円台を維持できず反落、112円台後半を中心に方向感のない取引となりました。

ドル円 材料難で方向感出ず(10/4朝)

ドル円 材料難で方向感出ず

3日の海外市場でドル円は113円台を維持できず反落、112円台後半を中心に方向感のない取引となりました。
昨晩は市場に材料らしい材料がなく各市場とも様子見、ドル円は序盤113円がらみで取引されましたが、やはり112円台後半以降が重く反落。一時112.69をつけてアジア時間早朝は112.80台で取引されています。
わずかに9月の新車販売の好調を好感し、NYダウは84.07ドル上昇、22,641.67ドルと2日連続で史上最高値を更新しています。
ユーロドルは1.17台前半に小幅反落、住民投票で独立支持が9割を超えたスペインのカタルーニャ自治州のプチデモン首相は同州が数日中に独立宣言すると述べています。

各金融市場は週末の米雇用統計待ち。労働需給は引き締まっているとされ、このところ雇用統計も好調な数字が続いてきましたが、9月に関してはハリケーンの影響から新規雇用者数減少が見込まれ、一時的な現象と見られるもののやや波乱含みです。
前回のFOMC以降年内米利上げの確率は上昇し、CME FedWatchによれば12月利上げの確率は現状で76.7%とほぼ確実視される中ですが、雇用統計の結果からの影響が注目されます。

ドル円は連日113円台にのせては押し返される動きを繰り返しており、こう着状態ですが徐々に下値を切り上げてきており堅調といえます。下方向は112.37の転換線、112円の200日移動平均はじめサポートが多く、113円台前半を上抜けることができれば7月高値114.49を目指す動きとなりそうです。

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