G20サプライズはでませんでした(2016年2月29日)

上海で開かれた

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G20サプライズはでませんでした(2016年2月29日)

ドル円:2月29 日のファンダメンタル分析

ドル円はNY市場までは前日のドル高値圏でのもみあい、G20が開催される週末前ということもあり全般に動意薄の状態が続きました。NY市場に入り発表されたGDP改定値が事前予想の下方修正から上方修正されたことをきっかけに、ドルが全面高、欧州市場で既に上値の重たい展開となっていたユーロドルが1.0912レベルまで大きく水準を下げ、ドル円も追随して114.00ワンタッチ。ストップを付けた動きのようにも感じられましたが、それぞれドル高値圏でのクローズとなりました。

週末の上海G20における為替に関する声明は、「過度の変動には協議するものの、通貨の競争的な切り下げを回避」とほぼ事前に話されていた内容にまとまりました。また、ユーログループ議長が「日本についても討議され、競争的な通貨切り下げの状況に陥るのではないかとの懸念があった」と発言したこともあって、今後の為替市場ではよほどの急激な変動が無い限り介入期待は持たない方が良いと考えることで出来そうです。

ドル円:2月29日のテクニカル分析

ドル円は、そうしたことも踏まえ引き続き中長期的には115円台半ばを非常に強いレジスタンスとしながら、短期的には米国の経済指標がここに来て改善され、3月の利上げの可能性がゼロでは無さそうであるとともに、緩やかな利上げの流れが出てきそうだという点で、短期的には為替市場はドル買い、米株市場は利上げ懸念による売り、という動きを続けやすい状態です。しかし、週後半に111円台前半から114円まで上げた動きは、やや速すぎるとともにG20における思惑(円安誘導容認)も一部あったと考えられ、週初は戻り売りということになるでしょう。本日は114.00レベルをレジスタンスに、113.30レベルをサポートとする流れを見ておきます。

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