G20声明、以前の為替相場のコミットメントを再確認
発表された共同声明では
「世界経済の回復は続いているが、依然としてばらつきがあり
強固で持続可能かつ均衡ある成長のために
我々が期待する水準に達していない。
変動の大きい資本フロー、一次産品価格の大幅な下落、
地政学的な緊張の高まり、潜在的な英国のEU離脱及び
いくつかの地域における大量かつ増加する難民がもたらす
ショックなどを背景に、下方リスクと脆弱性が高まっている。
加えて、世界経済の見通しが更に下方修正される
リスクへの懸念が増大している。」
「我々は最近の市場の変動の規模は、
その根底にある世界経済の現在のファンダメンタルズを
反映したものではないと判断している。
多くの先進国では経済活動の緩やかな拡大が続き、
主要な新興国の成長は引き続き強いと予想される。
しかしながら、我々は世界経済の成長という
共通の目的を実現するため、
更なる行動が必要であることに合意する。
我々は、引き続き世界の経済・金融動向を注視する。」
「我々は、為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、
経済及び金融の安定に対して悪影響を与え得ることを再確認する。
我々は、為替市場に関して緊密に協議する。
我々は、通貨の競争的な切り下げを回避することや
競争力のために為替レートを目標とはしないことを含む、
我々の以前の為替相場のコミットメントを再確認する。」
などとしました。
(ロイターの報道より抜粋)
G20声明文全文
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