ドル円 堅調なADP雇用統計、GDPで上昇(8/31朝)

31日の海外市場でドル円は続伸。8月のADP雇用統計で雇用者数は23.7万人増加、事前予想18.5万人増を上回り、

ドル円 堅調なADP雇用統計、GDPで上昇(8/31朝)

ドル円 堅調なADP雇用統計、GDPで上昇

31日の海外市場でドル円は続伸。8月のADP雇用統計で雇用者数は23.7万人増加、事前予想18.5万人増を上回り、第2四半期の米GDP改定値は前期比年率3%増と事前予想2.7%をこちらも大きく上回っています。
指標好調を受けドル円は110円を回復、一時110.44まで値を伸ばしそのまま110円台前半での取引が続いています。
ドルは対ユーロでも買い戻されユーロドルは1.1900を割り込んでいます。
昨晩トランプ大統領は北朝鮮の脅威に対し「対話は答えではない」などとツイート、圧力を強める方針を再度明らかにしましたが、中国が制裁強化に難色を示すなど主要国の対応の足並みに乱れも見られます。
昨晩のドルの上昇は好調な指標以外に最近のユーロドルの上昇に対する行き過ぎ感と1.20に一時到達したことへの達成感から市場がドル買い材料に反応しやすくなっている点ことも要因として挙げられそうです。

今週はこの後週末の雇用統計に徐々に市場の焦点が集約される流れとなっていきますが、必ずしも民間雇用統計との相関が高くないとはいえ、もし現在のセンチメントのままADP雇用統計同様、「本番」の雇用統計も堅調な数値を示せばドルの一段の調整もありうる状況です。

本日はこの後8:50から7月本邦鉱工業生産速報値、10:00に中国製造業PMI、15:00にはドイツ小売売上高が公表されます

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