年初来安値110.96が視界に(2016年2月24日)

株価と原油価

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年初来安値110.96が視界に(2016年2月24日)

ドル円:2月24日のファンダメンタル分析

東京市場では、週末G20における通貨安競争回避の可能性と株安の動きが重なり円高が進行、112円割れ目前の水準まで下げた後も上値の重たい展開を続けました。欧州市場に入ると弱いドイツの経済指標と底の見えないポンドが続落する動きから、ポンド円がリードしながらユーロ円が一段安となり、ドル円は111.78レベルまで水準を切り下げました。ユーロも対ドル、対円ともに水準を下げ、それぞれ1.0990レベル、123.07レベルの安値を付けました。そうした中で原油生産凍結に対して否定的なコメントが出るなど原油価格は一段安、週初の水準に下げてもなお下値模索を続けやすい状況となっていて、株価とともにリスク回避の流れを作りやすい状況となってきました。

ドル円:2月24日のテクニカル分析

ドル円は、介入期待もある一方でG20における通貨安競争の回避が話に出て来ると、日本も急激な円高進行の動きが無い限り介入期待は出来ないという見方が広がっています。昨日も一時介入かと思われるような急激な戻しはあったものの、その後の動きを見る限りにおいては単に大口の買いが出ただけであったと考えられます。本日も株価と原油価格をにらみながら戻り売りを考えることとなりますので、112.40レベルをレジスタンスに、111.60レベルをサポートとする流れを見ておきます。。

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