3. ドル円小動き　コミー証言に新味無く（6/9早朝）

ドル円小動き　コミー証言に新味無く（6/9早朝）

昨晩ECB理事会に続いて注目されたコミー前FBI前長官の議会証言に、事前に提出、公表された書面の内容を超える事実はありませんでした

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ドル円小動き　コミー証言に新味無く（6/9早朝）

ドル円小動き　コミー証言に新味無く

昨晩ECB理事会に続いて注目されたコミー前FBI前長官の議会証言に、事前に提出、公表された書面の内容を超える事実はありませんでした。
トランプ大統領のコミー氏への度重なる発言FRBの独立性を脅かすものとの懸念をコミー氏に抱かせ、また、コミー氏が大統領の度重なる発言をロシアとの接触が疑われたフリン氏に対する捜査中止の指示と受け止めたと証言しましたが、命令ではなかったとも述べており、これが捜査妨害であったかどうかについては言及を避け、判断は特別検察官にゆだねられた形となりました。

ECB理事会、コミー氏証言と3つの大きなイベントのうち二つを終了しましたが、いずれも事前予想通りの内容と受け止められ金融市場への影響はほとんどありませんでした。
NYダウの終値は8.84ドル高の21,182.53とやや乱高下した後にほぼ変わらずの水準で終了、ドル円は110円を挟んでの小動きに終始しました。

市場では先ほど6時に締め切られた英国議会選挙の開票結果に注目が移っています。
出口調査では与党保守党の過半数割れが濃厚となりつつあり、結果を受けて朝方ポンドが急落しています。6時前対ドル1.2950から一時1.2709まで売られ7時半現在は1.28近辺での取引と荒い値動きとなっています。
現時点での保守党の議席獲得見込みは314議席と定数650議席に対する過半数326議席に大きく不足する形となっており、今後の開票結果がこの数字と比較してどの程度に着地するかに注目が集まります。ただ、どのような結果になってもドル円への影響は限られると考えられ、三つの大きなイベントを終了してこれ以上のリスクオフにはつながらないものと思われます。
英国議会選挙の全結果判明は昼ごろになる見込みです。

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