ドル円再び113円台(2017年5月9日早朝)

昨晩の海外市場では欧州の仏大統領選の終了により材料出尽くし感の出る中で、先週金曜の米雇用統計の好調さを受け

ドル円再び113円台(2017年5月9日早朝)

ドル円再び113円台

昨晩の海外市場では欧州の仏大統領選の終了により材料出尽くし感の出る中で、先週金曜の米雇用統計の好調さを受けCMEフェドウォッチでの米6月利上げの可能性が83.1%にまで上昇、金利先高観が強まったことからドル円は再度113円台に乗せる動きとなりました。ドル円は早朝113.23まで上昇しそのまま113.20近辺での取引。
チャート上も一目均衡表の雲の上限112.81を上回ってきており、下値には支持線が多く強含み。当面のターゲットは昨年12月高値118.66からの下落の半値戻し113.40です。

昨日フランス大統領選での中道マクロン氏の勝利を受けて、本邦株価は上昇しましたが、欧州株価指数は英FTSEを除き概ね弱含み、NYダウも前週末終値レベルの21,000ドル近辺でのもみ合いとなりました。ユーロは海外時間も弱含み、終盤対ドルではキーとなっている1.0934近辺での取引、対円はドル円の反発に伴い123円台後半での取引となっています。

尚、本日投票が行われる韓国大統領選で現在最有力候補とされる文在寅候補は北朝鮮問題を独自に解決する方針です。同氏は今回の有力候補の中で北朝鮮寄りとされており、当選した場合には北朝鮮をめぐる日米韓の結束に大きく影響しそうです。ただ、それが地政学リスクの増大につながるのか逆にリスク軽減となるのかは不透明です。

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