ドル円は堅調だが・・
東京市場はGWで週後半は連休となっていますが、ドル円相場は週初から堅調な動きを続けFOMCも過ぎたことで4日朝には一時112.89レベルの高値をつけました。テクニカルには3月末の高値112.20レベルを上抜け、日足一目均衡表でも雲の上限(現在112.87)に到達してきていることから、ここを抜けて来ると一段高を考える向きが増えることは間違いありません。
ドル円日足
しかし、日柄的に気になることが2点あります。
まず、ここでも時々書いていますが天体サイクルから来る日柄です。4月10日から5月3日まで水星が逆行期間となっていましたが、この時間帯には特徴的な傾向がいくつかあります。期間を通してテクニカルなポイントが効きにくい(しばしば未達成、行き過ぎが見られる)こと、初期の1週間は上下に振れることが多いこと、最終日に前後して円高に動きやすいこと、の3つです。
気になるのは最後の「最終日に前後して円高に動きやすい」の部分ですが、前後1〜2日で円高に動いていることが過去20年間(年間に水星逆行は3回あります)で7割程度の相関で起きています。無視するには相関が高いと言えます。
また、以前紹介したことがあると思いますが、ここ数年米国雇用統計に前後してドル円が高値をつけることが多いというアノマリーです。特に直前に高値をつけることが多いという印象で、雇用統計の前に既に動いているという印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。今回は天体サイクルから来る円高の相関と雇用統計アノマリーによるドルの高値が日柄的に一致しているため、現在の112円台後半あるいはいったん雲の上限を日足の上ヒゲで抜け113円台前半あたりで、目先のドル高値をつける可能性には十分な注意が必要です。
果たして、東京勢が休みの中での米国雇用統計がどのような結果になるか、日柄のことも気にしながら見てみることとしましょう。
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:上村 和弘
2024.11.22
ドル円見通し 21日夜からの反落で一時154円割る、日銀総裁は12月利上げの可能性排除せず(24/11/22)
ドル円は21日深夜には153.90円まで安値を切り下げた。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2017.05.04
ドル続伸期待もポジションの偏りは気掛かり(5/4)
4日の東京市場は、おおむね揉み合い。112円台後半における30ポイントほどのレンジ取引で、しっかりした方向性はうかがえなかった。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。