ドル円は堅調だが・・ (2017年5月4日)

東京市場はGWで週後半は連休となっていますが、ドル円相場は週初から堅調な動きを続けFOMCも過ぎたことで4日朝には一時112.89レベルの高値をつけました。

ドル円は堅調だが・・ (2017年5月4日)

ドル円は堅調だが・・

東京市場はGWで週後半は連休となっていますが、ドル円相場は週初から堅調な動きを続けFOMCも過ぎたことで4日朝には一時112.89レベルの高値をつけました。テクニカルには3月末の高値112.20レベルを上抜け、日足一目均衡表でも雲の上限(現在112.87)に到達してきていることから、ここを抜けて来ると一段高を考える向きが増えることは間違いありません。

              ドル円日足

              ドル円日足

しかし、日柄的に気になることが2点あります。

まず、ここでも時々書いていますが天体サイクルから来る日柄です。4月10日から5月3日まで水星が逆行期間となっていましたが、この時間帯には特徴的な傾向がいくつかあります。期間を通してテクニカルなポイントが効きにくい(しばしば未達成、行き過ぎが見られる)こと、初期の1週間は上下に振れることが多いこと、最終日に前後して円高に動きやすいこと、の3つです。

気になるのは最後の「最終日に前後して円高に動きやすい」の部分ですが、前後1〜2日で円高に動いていることが過去20年間(年間に水星逆行は3回あります)で7割程度の相関で起きています。無視するには相関が高いと言えます。

また、以前紹介したことがあると思いますが、ここ数年米国雇用統計に前後してドル円が高値をつけることが多いというアノマリーです。特に直前に高値をつけることが多いという印象で、雇用統計の前に既に動いているという印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。今回は天体サイクルから来る円高の相関と雇用統計アノマリーによるドルの高値が日柄的に一致しているため、現在の112円台後半あるいはいったん雲の上限を日足の上ヒゲで抜け113円台前半あたりで、目先のドル高値をつける可能性には十分な注意が必要です。
果たして、東京勢が休みの中での米国雇用統計がどのような結果になるか、日柄のことも気にしながら見てみることとしましょう。

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